元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。



スパイス織りなすビーフカレー 中辛
「カレー好き」を名乗る勇気はないけれど、レトルトを愛するボクが荻窪の名店に出会った日
世の中には、全国の有名カレー店を何軒もハシゴしたり、お目当てのカレーを食べるために何時間も行列に並んだりする、熱狂的な「カレー好き」の人たちがいます。
きっとそういった「カレー好き」には常識なのでしょうが、ボクは大阪に住んでいるのもありまして、東京の荻窪にあるというカレーの名店『トマト』のことは全く知りませんでした。というか、普段レトルトカレーのブログを熱心に書いてはいますが、実店舗のカレー屋さんを血眼になって追い求めるようなことはしていません。
もちろん、外出先で「あ、今日はカレーが食べたい気分だな」と思ったときに、近くのカレー屋さんにフラッと入ることはあります。でも、そんなことは年に数回あるかないか。だからボクは、自分のことを「カレー好き」と名乗るべきか、いつも少し迷ってしまいます。
悩んだ結果、ボクは自分を「レトルトカレーが好きな人」と定義することにしました。これなら、1ミリの嘘もありませんからね。
そんな「レトルトカレー好き」のボクですが、スーパーの棚でハウス食品さんの『選ばれし人気店 食べログ百名店』シリーズを見つけたときは、思わず手が伸びてしまいました。なんでも、1982年創業で「食べログ カレー TOKYO 百名店2024」にも選出されている、歴史ある超有名店が監修したカレーなのだとか。
行列に並ばなくても、お家で全国屈指の名店の味が手軽に楽しめる。これこそがレトルトカレーの最大の魅力であり、ボクがレトルトを愛してやまない理由です。
結論から申し上げますと、このカレーは「欧風カレーの常識を覆す、苦みがクセになる超大人のカレー」でした。ボクのようなゴリゴリのオッサンにはたまらない渋みとスパイス感があり、非常に新鮮な感動を味わえました!
老舗のこだわりが凝縮!『トマト監修 欧風ビーフカレー』の基本情報
パッケージ画像は上の写真の通りです。裏面に記載されている、スパイスへのこだわりや原材料、栄養成分などの詳細な基本情報を箇条書きで分かりやすくまとめました。
パッケージ裏面の解説
- 1982年に創業し、長く愛され続けるカレー&シチューの人気店『トマト』が監修。
- シェフの長年の経験から生まれた独自のスパイス使いが、全国各地のファンを魅了しています。
- クローブと焙煎フェヌグリークの甘くほろ苦い香り、コリアンダーの華やかな香りなど、様々なスパイスが織りなす重厚な香りが特徴です。
基本情報
- 名称:カレー
- 原材料名:牛肉、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、ソテーオニオン、牛脂豚脂混合油、小麦粉、砂糖、トマトペースト、ソテー香味野菜ペースト、乾燥玉ねぎ、みそ、牛脂、ガーリックペースト、食塩、おからパウダー、カレーパウダー、ブラウンマスタード、でんぷん、カルダモン、クミン、ターメリック、クローブ、ビーフエキス、オニオンパウダー、玉ねぎ調味料、酵母エキス加工品、コリアンダー、ブラックペパー、焙煎フェヌグリーク、ガーリックパウダー、ぶどう糖、フェヌグリークリーフ、スターアニス、唐がらし/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘剤(加工デンプン)、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香料、(一部に小麦・牛肉・大豆を含む)
- 内容量:180g
- 販売者:ハウス食品株式会社(大阪府東大阪市)
- 製造所:サンハウス食品株式会社(愛知県江南市)
- 栄養成分表示(1人分180gあたり・推定値):
- エネルギー:224kcal
- たんぱく質:8.3g
- 脂質:10.1g
- 炭水化物:25.0g
- 食塩相当量:2.7g
一口目の甘みから、スパイス由来の「ほろ苦さ」が怒涛のように押し寄せる
見た目と立ち上る重厚な香り
温め終えてお皿に盛り付けると、欧風カレーらしい落ち着いた、濃いめのブラウンカラーが現れます。 状態としては、ドロドロすぎずシャバシャバすぎず、非常に標準的で扱いやすい、まさに王道の欧風カレーといった佇まいです。
しかし、立ち上る香りは一般的な欧風カレーのそれとは一線を画していました。
スパイシーなビーフシチューのような香りを想像していたのですが、明らかにそれを超える「鋭いスパイスの香り」が鼻をくすぐります。この香りを嗅いだだけで、「お、これは見た目以上にしっかり辛いんじゃないか?」と、ちょっとワクワクさせてくれる雰囲気がありました。
フルーツのような甘みと、驚きを隠せない「苦みのダブルブースト」
スプーンですくって一口目を口に運ぶと、まず最初にかなりの強さの「甘味」が口いっぱいに広がります。おそらく原材料にある砂糖やぶどう糖、そしてトマトや香味野菜ペーストなどのフルーツ・野菜由来のものだと思いますが、非常に上品でコクのあるいい感じの甘みです。
「あ、結構甘口なのかな?」と思ったのも束の間、次の瞬間にはその甘みに負けないくらいの、しっかりとした「苦み」が追いかけてきました。
通常の欧風カレーでも、小麦粉や玉ねぎをじっくり炒めた(焦がした)ようなビターな苦みを感じることはよくあります。しかし、このカレーが放つ苦みは、その方向性とは明らかに異なるものでした。
正体は、スパイス由来の苦みです。
パッケージ裏にも書かれていた「クローブ」や、カレーの隠し味として使われる「焙煎フェヌグリーク」といった、スパイスが持つ独特の「ほろ苦さ」がこれでもかと主張してきます。
もともと欧風カレーが持っているコク深い苦みに、このスパイス由来のシャープな苦みがプラスされることで、まさに「苦みがツインターボでブースト」された状態。
この独特の苦みは、小さなお子さんや苦みが苦手な人が食べたら、一口でギブアップしてしまうかもしれません。
ですが、ボクはもう立派な大人、というかゴリゴリのオッサンです。ビールの苦みやコーヒーの苦みを楽しむように、このカレーが持つ重厚で知的な苦みは、むしろ大歓迎でした。
隠された「みそ」と「おからパウダー」の仕事
味の構成をさらに細かく見てみると、酸味はほとんど感じられず、塩味もハッキリとは主張してきません。つまり、塩分でご飯をガツガツ進ませるタイプのカレーではないのです。
それなのに、なぜここまで奥深くて食べ応えがあるのか。
その秘密は、原材料にひっそりと書かれていた「みそ」と「おからパウダー」にあるのではないかとボクは睨んでいます。
実際に食べている最中は、和の食材である「みそ」や「おから」の味なんてさっぱり気が付きませんでした。しかし、これらが目立たないように裏方に回ることで、小麦粉だけに頼らない自然なとろみをつけ、欧風カレーとしての重厚なコクと、味の土台をしっかりと支えていたのだと思います。ハウス食品さんの、レトルト製造における技術力の高さが光る素晴らしい隠し味ですね。
ちなみに中辛という表記ですが、一般的なレトルトの中辛と比べると、少し辛さは物足りない印象でした。スパイスの香りが強いので辛そうに感じますが、実際の刺激はかなりマイルド。辛いのが苦手な方でも、この苦みの奥深さをじっくりと楽しむことができると思います。
溶けゆくお肉のロマン
具材についてですが、パッケージの箱に印刷されている写真では、お肉がゴロゴロと存在感を放っています。実際のレトルト袋から出てきたものは、さすがに写真ほどの圧倒的な存在感とまではいきません。
ですが、レトルトカレーの平均値から見れば、しっかりとした存在感のあるお肉がきちんと入っています。 スプーンでお肉をすくって口に入れると、個体を維持するのが困難なほどにトロットロに煮込まれていて、一瞬で溶けてなくなってしまいました。お肉そのものの肉肉しい味がガツンとわかるわけではありませんが、その旨味や上質な脂が、ルー全体にしっかりと溶け込んでいるのがよく分かります。
欧風カレーを食べたいと思う人が、どこまで本格的なスパイス感を欲しがるのか。その答えの、一つの究極系がこのトマト監修のカレーなのだと思います。
あなたに合うのはどれ?ビーフカレー比較
今回のビーフカレーはスパイスに特化したものでしたが、通常ビーフカレーはどちらかというビーフにこだわる傾向があるように思います。
それ故に今回のレトルトカレーは実に珍しいタイプのものだと思いました。
こちらは焼肉屋さんのビーフカレーです。
焼肉屋さんですから、当然肉質にはこだわりがあるかと思います。
ゆえにカレーのほうはあくまでお肉を引き立たせる脇役という位置づけにあるようなカレーで、今回とは真逆の思想で構築されたカレーなのです。
どちらがいいとか悪いとかの問題ではなく、好みの問題です。
また、こちらは土佐赤牛というブランド牛を用いた明らかに良い肉を全面に押し出したカレーです。しかも、今回食べたものと同じく欧風寄りのカレーでございます。
ご当地カレーの中でビーフカレーは大抵このようなブランド牛を知ってもらうためのアイテムとして作られていることが多い印象です。
良い肉なので、カレーにそんなに力を入れずに作ってもそこそこおいしくいただけてしまうという傾向があります。これもまた、好み問題です。
どういうビーフカレーがお好きですか?
欧風カレーの概念が変わる!ほろ苦いスパイスの魔法を自宅で
ハウス食品の『選ばれし人気店 欧風カレー食堂 トマト監修 欧風ビーフカレー』は、単に「濃厚で美味しい」という言葉だけでは片付けられない、非常に個性的で知的なレトルトカレーでした。
東京の名店まで足を運ぶ勇気のない「レトルトカレー好き」のボクにとって、これほど重厚で、スパイス由来の苦みが心地よくブーストされた欧風カレーを自宅で手軽に体験できたのは、本当に幸せなことです。
一口目の極上の甘み、そしてクローブや焙煎フェヌグリークが織りなす「大人のためのほろ苦さ」、そして口の中でとろける牛肉の調和。
普通の欧風カレーに物足りなさを感じている方や、スパイスが効いたちょっと大人の贅沢を味わいたいオッサン世代(もちろん女性の方も!)には、自信を持っておすすめできる一袋です。スーパーで見かけたら、ぜひこの「ほろ苦い魔法」を体験してみてくださいね!
それではまた。
ありがとう!