元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。



カレーでニクる 豚肉 中辛
レトルトカレーのパッケージというのは、本当に魅力的な言葉で溢れていますよね。
先日、MEGAドン・キホーテの食品コーナーを歩いていた時のことです。
「驚安」のポップと共に山積みになっていた一つのレトルトカレーに、ボクの目は釘付けになりました。
その名も、ハウス食品の「カレーでニクる 中辛」
「ニクる」というキャッチーなネーミングに、「お肉パラダイス製法」「玉ねぎの旨みと生姜の香り」「スパイスカレー」といった、カレー好き・肉好きの心をくすぐるパワーワードの数々。
価格は明確には覚えていないのですが、MEGAドンキらしくかなりお買い得だったこともあり、ワクワクしながらカゴに入れました。
しかし、先に結論から申し上げておきましょう。
普通に食べられはするものの、「期待したほどではなかった(期待はずれ)」というのがボクの率直な感想です。
パッケージに書かれていることが、ことごとく実現されていないように感じてしまったこのカレー。
一体何がボクの期待を超えられなかったのか、詳しくレビューしていきます。
謎の「お肉パラダイス製法」とは?原材料から紐解くスペック
まずは、このカレーの基本スペックと中身について整理してみます。
- 商品名: カレーでニクる 中辛
- 内容量: 160g
- 販売者: ハウス食品株式会社
内容量が160gというのは、一般的なレトルトカレー(180g〜200g程度)と比較すると、少し少なめの部類に入ります。
箱の裏面などを見ると、独自の「お肉パラダイス製法」という言葉が踊っています。
これが一体どのような技術なのか気になり、原材料名に目を落としてみました。
すると、豚肉、牛脂豚脂混合油といったお肉由来の成分のほかに、「みそ」や「おからパウダー」といった、カレーとしては少し珍しい和風寄りの副原料が使われていることがわかります。
おそらく、おからパウダーでとろみをつけたり、みそでコクを出したりすることで、お肉の旨みを底上げしようというメーカー側の意図(製法)があるのだと推測できます。
しかし、これだけ複雑な材料を使いながらも、実際に食べてみると「カレー本来の良さ」がどこかへ行ってしまっているように感じたのです。
実際に食べてみた!消えたスパイスと「少辛」という新ジャンル
今回は、手軽に電子レンジで加熱し、いつもの「もち麦ごはん」に合わせて実食してみました。
一本調子な味と、消えていくスパイス感
お皿に出した時の状態はごく標準的なとろみで、色はやや濃い茶色
香りには、スパイス感の中にお肉っぽい匂いが確かに感じられました。
しかし、一口食べてみると違和感を覚えます。
まろやかな甘味(おそらく肉の脂由来のもの)がスパイスの香りと共にやってくるのですが、ご飯にかけた瞬間と最初の一口目をピークに、スパイスの香りがスッと消えてしまうのです。
カレーの魅力というのは、様々なスパイスが絡み合う複雑な味の構成にあり、食べ進めるごとに深みや変化を楽しめる点にあります。
ところがこのカレーは、スパイスが薄れた後に少しだけピリッとした辛さが口に残るのみで、酸味や苦味、塩味といった他の要素がほとんど主張してきません。
箱に書いてあった「玉ねぎの旨みと生姜の香り」に至っては、ボクの舌ではさっぱり探し出すことができませんでした。
終始「一本調子の味」が続くため、食べる前は少ないと感じた160gという内容量が、結果的には「飽きずに食べ切るにはちょうど良い量」に思えてしまったほどです。
お肉パラダイスはどこへ?そして「中辛」の謎
期待していた具材ですが、確かに塊の豚肉が4つほど入っていました。
しかし、箱のパッケージ写真から想像するようなインパクトのある大きさではありません。
これでお肉の旨みがソースにガツンと溶け出していれば納得なのですが、そこまでの肉感もないため、「カレーでニクる」「お肉パラダイス」と名乗るのは少し言い過ぎではないかと思ってしまいました。
さらに疑問だったのが「辛さ」です。
ハウス食品といえば、「バーモントカレー」や「ジャワカレー」など、辛さの基準(辛み順位)を日本の食卓に定着させた立役者です。
しかし、この「カレーでニクる」の中辛は、ほとんど辛さを感じません。
甘口というわけでもないため、あえて新しい辛さの基準を作るならば「少辛(しょうから)」とでも呼ぶべきレベルでした。
「カレーでニクる」は誰向けなのか?他の肉系カレーとの比較
このカレーを食べて一番悩んだのが、「一体どんなターゲットに向けて作られたのだろう?」ということでした。
パッケージのデザインや商品名からお肉を期待してしまうような「肉好き」の方には、決してオススメできません。
かといって、当たり前のことですが豚肉や牛脂が使われているのでヴィーガン向けでもありません。
想定されるターゲット像が、残念ながらボクには思い浮かばなかったのです。
ここで、他のお肉をウリにしたレトルトカレーと比較してみましょう。
その他のカレーとの比較
マジでニクれるカレー
まずはこちら。
比べるにはちょっと酷なのですが、「カレーでニクる」とはこういうレトルトカレーのことをいうのではないかとインパクト抜群の牛テールが名前通りにごろっと入っているカレーです。
カレーのトッピングで肉を食らうというよりも、カレー味の肉を食らっている感じです。
これを知っているので、この程度で「カレーでニクる」は言い過ぎなんじゃないのかと思ってしまうのです。
ニクが入りすぎてるカレー
続きましてはこちら。
その名も「牛たんが入りすぎてる牛たんカレー」でございます。
いくら何でも「入り過ぎてる」は言い過ぎだろ、と思われる方も多いかと思いますが、全然言い過ぎてないのがこのカレーの凄いところです。
こちらのごろっと同じく、分類としてはカレーになっていますが、主役はニクです。
つまり牛たんです。
牛たんを食べるついでカレーも作ったんで一緒にどうぞという感じのカレーです。
これぞまさにニクれるカレーと言っていいのではないでしょうか。
このように、こんな商品名をつけたからにはよっぽど肉に内容を寄せていかないと、ガッカリしか引き寄せないのです。
またカレーそのものも肉を引き立てるようには構成されていないように感じましたので、商品名とかデザインとか考えたチームと、カレーそのものを開発したチームで、ちゃんと情報が共有されていないんじゃないか、会議が物別れのまま、販売してしまったんじゃないか、とすら思えてくるのでした。
まとめ:パッケージの言葉に惑わされない、レトルトカレーの奥深さ
ハウス食品の「カレーでニクる 中辛」は、決して「マズくて食べられない」というわけではありません。
普通に食事として成立はしています。
ただ、パッケージのキャッチコピーが強すぎたゆえに、実際の味の「一本調子さ」や「少辛感」「具材のサイズ感」とのギャップが浮き彫りになり、結果として期待はずれという印象が強く残ってしまいました。
レトルトカレー選びは、時にジャケ買いで最高の出会いを果たすこともあれば、今回のように「ちょっと違ったな」と思うこともあります。
もしお店で見かけて「お肉パラダイスってどんな味だろう?」と好奇心が抑えられない方は、過度な期待はせずに、ご自身の舌で確かめてみてください。
それではまた。
ありがとう!