元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらです。



3種の部位のごろごろもつカレー和風
ドンキで遭遇した「肉屋のプライド」
ドン・キホーテの「情熱価格」コーナーを歩いていると、たまに二度見してしまうような商品に出会うことがありますよね。
今回、ボクが思わずカゴに入れてしまったのが、「3種の部位のごろごろもつカレー和風」です。
久しぶりにドンキへ足を運んだ際、レトルトカレーコーナーで見慣れないパッケージを発見しました。
「3種の食感が楽しめる」
「朝締めのもつ肉」
モツが大好きなボクにとって、このフレーズは抗いがたい魅力がありました。
先に結論を言ってしまうと、今回のレビュー結果は「かなり微妙」
誤解しないでほしいのは、具材のボリュームは「最高」なんです。
ただ、モツをたくさん入れることに注力しすぎて、カレーとしてのトータルバランスを整えるのを忘れてしまったかのような、不思議な読後感(食後感)のカレーでした。
なぜボクがそう感じたのか、そして「精肉のプロ」が手がけたこのカレーの正体は何なのか。
2000文字を超える熱量で、じっくりと解説していきます。
和風もつカレーの基本情報
このカレーを語る上で外せないのが、そのスペックと「生い立ち」です。
ボクがドン・キホーテで購入した時の価格は、税込322円でした。
レトルトカレーとしては中価格帯といったところですが、その中身を知れば、この価格がいかに「攻めている」かが分かります。
内容量は160gで、エネルギーは194kcal。
注目すべきは、食塩相当量が1.8gと、一般的なレトルトカレー(2.5g〜3.0g前後が多い)に比べてかなり控えめに作られている点です。
販売者は信州セキュアフーズ株式会社、そして製造を手掛けているのは長野県にある「有限会社吉清(よしせい) 高森工場」です。
実はこの「吉清」という会社、ただの食品工場ではありません。
長野県下伊那郡に拠点を置く、精肉卸・加工のプロフェッショナルなんです。
長野県内でも最大級の牛豚解体工場を自社で持ち、鮮度管理には並々ならぬこだわりを持つ、まさに「肉のスペシャリスト」。
パッケージの裏面には、「肉屋の熟練の職人が朝締めのもつ肉をていねいに加工」という力強い言葉が並んでいます。
さらに、長野県産の豚内臓(ショウチョウ、ダイチョウ、ハツ)を使用し、下茹でを2回繰り返すことで臭みを抑えるという、非常に手間のかかった工程を経て作られています。
原材料を見ると、豚内臓の次に「こんにゃく」「オニオンソテー」「にんじん」と続き、隠し味には「米みそ」や「昆布エキス」が使われています。
このあたりに「和風」と名付けられた理由がありそうですね。
具の暴力と、消えたパンチ
さて、ここからは実際に食べてみた感想です。
調理は非常に簡単で、箱のまま電子レンジで温めることができるタイプでした。
忙しい時や、ちょっと小腹が空いた時には本当にありがたい仕様です。
今回は、健康と食感の相性を考えて「もち麦ごはん」に合わせてみました。
驚異の具だくさん!レトルトの常識を覆す量
お皿に出した瞬間、まず驚いたのが具の圧倒的なボリュームです。
「具が溶け込んで見当たらない」なんていうレトルトカレーの常識を嘲笑うかのように、ゴロゴロとモツ、こんにゃく、にんじんが姿を現します。
これまで数多くのレトルトカレーを食べてきたボクですが、ここまで「具を食べている」と実感できる商品は他に知りません。
モツは「小腸」「大腸」「ハツ」の3種類。
特にハツのコリッとした食感や、大腸のプルプル感は、下茹でを2回繰り返しているだけあって、特有の臭みも完璧に抑えられています。
モツが大好きなボクとしては、この時点では期待に胸を膨らませ、テンションもMAXでした。
正直レビュー:なぜ「味が微妙」だったのか
しかし、一口食べてみると、思わず「おや?」とスプーンが止まりました。
圧倒的にパンチが足りないのです。
- 見た目の色味: どこにでもある、普通のカレー色です。
- 香り: スパイスの刺激的な香りは控えめで、むしろモツ独特の香りがふんわりと漂ってきます。
- 状態: とろみは標準的です。
- 甘味: モツ由来の自然な甘みが少し感じられます。
- 酸味・苦味: ほとんど感じられません。
- 辛味: 食べた直後は静かですが、後から少しピリッとした刺激が口に残ります。
- 塩味: ここが最大のポイント。ほぼ「なし」と言っていいほど薄味です。
全体的に薄味で、旨みが全て具材の方へ逃げてしまったかのような印象を受けました。
ボクたちが普段「モツ」を食べる時って、味噌煮込みやホルモン焼きなど、しっかりした濃い味付けで楽しむことが多いですよね。
あの「ガツン!」とくるパンチを期待して食べると、肩透かしを食らってしまいます。
具材に注力しすぎて、カレーソースとしての完成度が置き去りにされてしまった……そんな「未完成な魅力」を感じる味でした。
なぜプロの肉屋がこの味にしたのか?(ボクなりの考察)
ここで、製造元である「吉清」の背景から、この味の正体を考察してみます。
彼らは肉の鮮度を何よりも大切にするプロです。おそらく、「朝締めモツの繊細な風味や甘みを、強いスパイスや過剰な塩分で消したくない」という、素材へのリスペクトが強すぎたのではないでしょうか。
また、ターゲット層を「ガッツリした夕食」ではなく、「小腹を満たすおやつ代わりの軽食」に置いていると考えれば、この塩分の低さ(食塩相当量1.8g)も納得がいきます。
実際、もち麦ごはんと合わせると、もち麦特有のプチプチ感とモツの弾力が重なって、食感のエンターテインメントとしては非常に優秀です。
しかし、白米をワシワシとかき込みたい人にとっては、どうしても「おかず不足」に感じてしまう。
そんな不思議な立ち位置のカレーなのです。
【比較・オススメ】:「ホルモンカレー」の世界
「もっとガツンとしたモツ系カレーが食べたい!」という方のために、ボクがこれまで食べてきたホルモン系カレーと比較してみましょう。
京都舞鶴 特製ホルモンカレー 辛口
こちらは京都は舞鶴のご当地カレーである『京都舞鶴 特製ホルモンカレー』です。
こちらのカレーは今回食べましたものとは違っていて、具としてホルモンが控えめで、さらにしっかりホルモンの脂が染み出したコッテリ系のカレーとなっております。
特製 津山ホルモンカレー
こちらは岡山は津山のご当地カレーである『特製 津山ホルモンカレー』です。
こちらは今回食べましたものと同じくしっかりホルモンが存在感を示している上に、味もしっかりで、内容量が200gとなっており、完全にたっぷり食べてくださいというタイプのものですので、食事として食べるものです。
今回のドンキのカレーが「素材重視の和風ライト系」だとすれば、これらはより「カレーとしてのパンチとコク」を追求したタイプと言えるかもしれません。
もしあなたが以下のタイプなら、今回の「和風もつカレー」が合うかもしれません。
- 「とにかくモツの食感だけを、低カロリー・薄味で楽しみたい」
- 「夜食に食べたいけど、翌日のむくみや胃もたれが気になる」
- 「食事というより、おやつ感覚でカレーを食べたい」
逆に、「カレーにはガツンとした旨みが不可欠だ!」という方には、先ほどの舞鶴や津山のカレーをおすすめします。
このようにターゲットを明確に分けることで、今回の商品の「素材の良さ」がより際立つのではないでしょうか。
【まとめ】:モツの満足感は随一。ドンキで見かけたら、一度は試す価値あり!
今回のドン・キホーテ「和風もつカレー」は、カレーライスとして評価すると「パンチ不足」という厳しい結論になります。
しかし、これほどまでに大量のモツを322円という低価格で、しかも「朝締め」のクオリティで提供できるのは、やはり信州の精肉プロである「吉清」と、ドンキの企画力があってこそでしょう。
「おやつ」や「夜食」として、あるいは自分で少しスパイスや塩を足してカスタマイズする「ベース」として考えるなら、これほど面白いレトルトカレーは他にありません。
「カレーを整えるのを忘れるほど、モツに全振りした」という、ある意味で潔い一皿。
モツ好きを自認するあなたなら、一度はこの「具の暴力」を体験してみて損はありません。
ドンキのレトルトカレーコーナーで、あの「ド」のマークを見かけたら、ぜひチェックしてみてくださいね!
それではまた。
ありがとう!