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【ご当地カレー】レンコン好き必見!岩国れんこんが決め手の「岩国海軍飛行艇カレー」の味・香りを辛口評価【キーマカレー】

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回ご紹介いたしましたレトルトカレーはこちらでございます。

岩国海軍飛行艇カレー1
岩国海軍飛行艇カレー2
岩国海軍飛行艇カレー3

岩国海軍飛行艇カレー

最近、ボクはすっかり自衛隊関連のレトルトカレーに夢中になっています。

駐屯地や基地、部隊ごとにそれぞれ違ったストーリーや味わいがあって、それを一つひとつ確かめるのが楽しくて仕方ないんです。

そんなカレー探訪の道中で出会ったのが、この『岩国海軍飛行艇カレー』でした。

自衛隊カレーといえば、護衛艦「せんだい」や「潜水艦部隊カレー」など、艦船をモチーフにしたものが多く、ボクも実際に横須賀などで見学した経験があります。

しかし、「飛行艇」をテーマにしたカレーは非常に珍しい。

パッケージに大きく描かれた、水上を滑走するUS-2救難飛行艇の勇ましい姿を見た瞬間、「これは絶対に試さなければ!」と使命感にも似た感情が湧き上がり、迷わず購入を決めました。

空と海の両方で活躍する飛行艇という特別な存在が、このカレーへの期待をどこまでも高めてくれたのです。

『岩国海軍飛行艇カレー』の基本情報

『岩国海軍飛行艇カレー』は、海上自衛隊岩国航空基地で生まれたご当地カレーです。

この基地は、アメリカ海兵隊との共同使用施設であり、日本で唯一、救難飛行艇「US-2」を運用する部隊が所属する場所として知られています。

その歴史は古く、昭和13年に旧日本海軍が飛行場を建設したことから始まりました。

このカレー最大の魅力は、山口県岩国市の特産品である「岩国れんこん」を使っている点です。

岩国れんこんの歴史は江戸時代まで遡り、一説には、当時の藩主であった吉川候が、備中(現在の岡山県)から種を持ち帰らせたのが始まりとされています。

岩国れんこんは、切った断面の穴が吉川家の家紋「九曜紋」に似ていたため、藩主が大変喜んだという面白い逸話も残っているんですよ。

商品説明によれば、このカレーは「岩国れんこんを挽肉で煮込み、キーマカレーで包み上げた」一品で、「岩国れんこんのホクホク感を楽しめます!!」とのキャッチコピーが食欲をそそります。

  • 内容量: 200g
  • 原材料名: 牛挽肉(オーストラリア産)、カレールウ(食用油脂、小麦粉、砂糖、食塩、香辛料、澱粉、その他)、馬鈴薯、れんこん、ソテーオニオン(玉葱、食用油脂)、人参、小麦粉、チャツネ、はちみつ、食用油脂、肉エキス、バター、カレー粉、香辛料、にんにく、澱粉、食塩、蛋白加水分解物、コーヒー/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、香料、(一部に小麦・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・バナナ・りんごを含む)
  • 販売者: 株式会社街づくり岩国(山口県岩国市麻里布町2丁目3-6)
  • 製造所: ベル食品工業株式会社(大阪府大阪市鶴見区鶴見1丁目6番117号)

実際に食べてみた正直な感想

ある日の晩ごはん、いよいよこの『岩国海軍飛行艇カレー』と対面する時が来ました。

パッケージを眺めながら湯煎している間も、「飛行艇はどんな味がするんだろう」なんて、子供のようなワクワクした気持ちが止まりませんでした。

さて、一口食べてみた正直な感想は、「際立った個性はないけれど、文句なしに美味しい王道のカレー」というものでした。

これは決してネガティブな意味ではありません。

奇をてらった味ではなく、誰もが「おいしい」と感じるであろう安心感と安定感を兼ね備えている、という意味です。

自衛隊カレーの中には、スパイスが強烈だったり、独特の隠し味があったりと、かなり個性が強く好みが分かれるものもあります。

しかし、このカレーは家族みんなで楽しめる、まさに万人受けする味わいだと感じました。

レンコン好きのボクとしては、もちろん岩国れんこんの存在は嬉しいポイント。

ただ、正直に言うと、入っていたのは3個ほどでした。

レンコン特有の食感は確かに楽しめるものの、カレー全体の主役を張るほどのインパクトはありませんでした。

個人的には、もう少しゴロゴロとレンコンが入っていれば、「これぞ岩国れんこんのカレーだ!」という唯一無二の個性として、より強く記憶に残っただろうな、と思います。

とはいえ、たっぷりの牛挽肉をベースにしたキーマカレーに、ホクホクのじゃがいも、そして食感にアクセントを加えるレンコンという組み合わせは絶妙。

全体のバランスが非常に良く、スプーンが止まらなくなる美味しさでした。

見た目・香り・味わいを詳しくレビュー

ここからは、五感で感じたカレーの特徴を、さらに詳しく掘り下げてレビューしていきます。

  • 見た目: やや明るめの茶色で、挽肉と細かく刻まれた野菜がルーに溶け込んだ、典型的なキーマカレーのビジュアルです。ご飯の上にかけると、具材とルーが一体となって広がります。
  • 香り: 封を切った瞬間に広がるのは、チャツネやはちみつ由来でしょうか、フルーティーで甘い香り。その奥から、カレー粉のスパイシーな香りが顔を覗かせます。甘い香りが前面に出ているので、辛いカレーが苦手な方でも親しみやすい印象です。
  • テクスチャー(食感): とろみは、シャバシャバ系とドロっと系の中間くらい。ご飯一粒一粒によく絡む、ちょうど良い粘度だと感じました。
  • 味わい: 香りが甘かったので「甘口かな?」と想像していましたが、口に入れると甘みはほとんど感じません。驚くことに、味の主役はしっかりとした塩味と旨味でした。酸味はほのかに感じる程度で、苦味は皆無です。 辛さの展開が面白く、一口目は「中辛より少しマイルドかな?」と感じるのですが、食べ進めるうちにスパイスの辛さがじわじわと効いてきます。そして食べ終わる頃には、しっかりと「中辛」の辛さが口の中に広がり、心地よい余韻を残してくれます。
  • 具材: 主役のレンコンは3個ほど。シャキシャキ感とホクホク感の良いとこ取りのような食感で、カレーの中で確かな存在感を放っています。牛挽肉はほんのりとあるだけです。

このカレーはこんな人におすすめ!

『岩国海軍飛行艇カレー』は、特に以下のような方に強くおすすめしたい一品です。

  • 自衛隊ファン、乗り物好きの方 日本で唯一の飛行艇部隊がある岩国航空基地。その名を冠したカレーというだけで、ファンにとっては特別な価値があるはずです。パッケージを眺めているだけでも、基地の風景や飛行艇の活躍に思いを馳せることができます。味も本格派なので、コレクションとしても、食事としても満足できること間違いなしです。
  • 全国のご当地レトルトカレーを愛する方 「岩国れんこん」という地域色豊かな食材を使ったこのカレーは、ご当地カレーコレクターの棚に加えるべき一品です。派手さはありませんが、丁寧に作られたバランスの良い味わいは、レトルトカレーとしての完成度の高さを証明しています。
  • レンコンの食感が好きな方 レトルトカレーの具材としてレンコンは非常に珍しい存在です。量はもう少し欲しいところですが、カレーソースの中で独特の食感を楽しめるのは、レンコン好きにはたまらない魅力でしょう。
  • 山口県や岩国市に縁のある方 地元の特産品が使われたカレーは、故郷を思い出すきっかけになるかもしれません。ご自身で楽しむのはもちろん、県外の方へのお土産としても喜ばれるはずです。
  • 辛すぎるカレーが苦手なファミリー層 後からじんわりくるものの、基本的には誰もが食べやすい中辛レベルです。お子様から大人まで、家族みんなで楽しめる味わいに仕上がっています。

比較・他の選択肢

せっかくなので、このカレーを他の商品と比較してみたいと思います。

上でも取り上げましたが、こちらは海自の護衛艦せんだいのカレーです。

こちらはビーフカレーで、欧風の王道のカレーに仕上がっております。

こちら潜水艦部隊のカレーでございます。

こちらのカレーもジャンル的にはビーフカレーではあるのですが、かなりフルーティーな仕上がりになっております。

どちらのカレーもカレーとしては非常においしいものになっているのですが、カレーだけではどの辺が海自なのかがよくわからないものになっています。

こちらはれんこん関連カレーです。

飛行艇カレーも岩国れんこんが使用されていることが謳われていますが、こちらはまさにれんこんがドンと主役になっているカレーでれんこん好きにはたまらない仕上がりになっています。

まとめ:『岩国海軍飛行艇カレー』を食べて良かった理由

今回、『岩国海軍飛行艇カレー』を食べてみて、心から「良かった」と感じています。

その最大の理由は、「飛行艇」というロマンあふれるテーマに出会えたこと。

カレーという身近な食べ物を通して、岩国航空基地の歴史や、そこで活躍する人々の存在に思いを巡らせることができました。

これは、ただお腹を満たすだけではない、ご当地カレーならではの素晴らしい体験です。

味わいに関しても、奇をてらわない王道の美味しさで、多くの人に愛されるポテンシャルを秘めていました。

レンコンの量について少し触れましたが、それを補って余りある満足感がありました。

自衛隊カレーの奥深い世界にまた一歩足を踏み入れることができましたし、レトルトカレーファンなら一度は試す価値のある逸品だと断言できます。

もしあなたがスーパーやアンテナショップでこのパッケージを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

「今日はちょっと珍しいカレーを食べてみようかな」そんな気分に、完璧に応えてくれるはずです。

カレーは、その土地を知るための一つの扉。

ボクはこの一皿から、岩国という土地の魅力に触れることができました。

あなたも『岩国海軍飛行艇カレー』で、プチ旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか?

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