元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。



JAPAN MARITIME SELF-DEFENSE FORCE CURRY SERIES SUBMARINE UNIT SPECIAL CURRY
今回は、数あるレトルトカレーの中でも異色の経歴を持つ一品を手に入れました。
その名も『JAPAN MARITIME SELF-DEFENSE FORCE CURRY SERIES SUBMARINE UNIT SPECIAL CURRY』。
海上自衛隊・潜水艦部隊の味を再現したカレーです。
グランプリで1位に輝いたというその実力を、ボクの舌で確かめてみたいと思います。
なぜこのカレーを選んだのか?ロマン溢れる潜水艦部隊の味
男の子なら一度は憧れる潜水艦。
閉ざされた深海を進む鋼鉄の鯨は、まさに秘密基地であり、ロマンの塊です。
ボクも幼い頃、アニメや映画に登場する潜水艦の活躍に胸を躍らせた世代。
ちょっと脱線しますが、ボクの好きな潜水艦といえば、マンガ『コブラ』に出てくる主人公コブラの乗る宇宙船、タートル号にぶら下がっている小型潜水艦です。
基本宇宙を股にかける宇宙海賊であるコブラがなんで潜水艦をぶら下げているのかはなぞですし、たぶんその潜水艦が活躍したのはボクの知る限りではただの一回だけなんですけど、ボク的にはインパクトが強くて、いつまでも記憶に残っています。
そんな特別な場所で働く隊員の方々が食べているカレーと聞けば、興味が湧かないわけがありません。
さらに、このカレーは第2回「護衛艦カレーグランプリ」で見事1位を獲得したとのこと。
これはもう、食べるしかないでしょう。
最強の称号を持つカレーとは一体どんな味なのか?
期待に胸を膨らませて、いざ開封です。
海上自衛隊とカレーの深い関係
まずはこのカレーの基本情報を見ていきましょう。
海上自衛隊カレーとは?
そもそも、なぜ海上自衛隊でカレーが有名なのでしょうか。
海上自衛隊では、多くの部隊で毎週金曜日にカレーライスが昼食として提供される習慣があります。
これは、長い海上勤務で曜日の感覚が鈍らないようにするため、という説が有名です。
そのレシピは部隊ごとに受け継がれ、それぞれに工夫が凝らされているため「船の数より多い」と言われるほど。
隊員の健康と士気を支える、まさに「おふくろの味」ならぬ「隊員の味」なのです。
SUBMARINE UNIT SPECIAL CURRYについて
今回いただくのは、横須賀を拠点とする潜水艦隊・第2潜水隊群のカレーを再現したものです。
パッケージには英語で商品の特徴が書かれています。
This curry won No.1 at 2nd Goeikan (Escort Ship) Curry Grand Prix! Containing beef, pork and chicken, finely chopped vegetables are added so you can taste all in every bite. Finalized with fruit paste and butter, this curry has mild spiciness.
要約すると、「護衛艦カレーグランプリで1位!ビーフ、ポーク、チキンの3種の肉と細かく刻んだ野菜が特徴。フルーツペーストとバターで仕上げたマイルドな辛さ」とのこと。
3種類のお肉が入っているのは珍しいですね。期待が高まります。
- 商品名: JAPAN MARITIME SELF-DEFENSE FORCE CURRY SERIES SUBMARINE UNIT SPECIAL CURRY
- 内容量: 200g(1人前)
- 原材料名: 野菜(人参、じゃがいも)(国産)、牛肉、ソテーオニオン、トマト・ピューレーづけ、豚肉、鶏肉、植物油脂(菜種)、バナナピューレ、リンゴピューレー、砂糖、小麦粉、カレー粉、食用油脂(豚脂)、ビーフエキス調味料、おろししょうが、おろしにんにく、でん粉、食塩、ぶどう糖果糖液糖、バター、はちみつ/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、(一部に小麦・乳成分・牛肉・豚肉・鶏肉・大豆・りんご・バナナを含む)
- 販売者: 株式会社ヤチヨ
- 製造所: 株式会社キャニオンスパイス
- 発売元: 株式会社トライアングル
いざ実食!甘さの奥にこだわりが光る、そのお味は?
温めたカレーを白米の上へ。とろりとしたルーがご飯を覆っていきます。
見た目と香り
ルーの色は、赤みがかった濃い茶色。よく煮込まれていることが見た目からも伝わってきます。
ゴロッとした角切りの野菜や肉の塊が見え、レトルトカレーとしては具だくさんな印象です。
香りは、いわゆる王道のレトルトカレーのスパイシーな香り。食欲がそそられます。
味わいの第一印象は「甘さ」
スプーンで一口運ぶと、まず口の中に広がったのは、はっきりとした「甘み」でした。
原材料を見ると、バナナピューレ、リンゴピューレー、はちみつ、そしてソテーオニオンと、甘みの要素がふんだんに使われています。
野菜と果物がじっくり煮込まれて溶け出した、優しくも濃厚な甘さです。
辛さはかなり控えめ。
後から舌の上にほんのりとスパイスの刺激が残る程度で、辛いものが苦手な方でも全く問題なく食べられるでしょう。
市販のカレーで言うと、完全に「甘口」に分類される辛さレベルです。
酸味はほとんど感じられず、全体の味のバランスを甘みが支配しています。
具材の食感と存在感
このカレーの最大の特徴である具材についてです。
まず目につくのは、大きめの肉の塊。
食べてみると、これはスジ肉か脂身の部分のようで、トロリととろけるような食感です。
これが2つほど入っていました。
そして、ルーの中には細かな肉片がいくつも確認できます。
これがビーフ、ポーク、チキンの3種類のお肉なのでしょう。
正直なところ、ここまで細かくなっていると3種類の違いを舌で明確に判別するのは難しいかもしれません。
しかし、この細かな肉片が、柔らかく煮込まれた野菜とは異なる食感のアクセントを生み出しており、食べ応えに貢献しています。
個人的には、あのトロリとした大きな肉の塊がもっと入っていたら、満足度はさらに高かっただろうな、と感じました。
このカレーはこんな人に刺さる!
グランプリ1位の味を堪能してみて、このカレーがどんな人に合うか考えてみました。
- 辛いカレーが苦手な方、お子様のいるご家庭に 何と言っても、そのマイルドな甘みが最大の特徴です。辛さの刺激がほとんどないので、小さなお子様からお年寄りまで、家族みんなで楽しめる味だと思います。
- フルーツの甘みが効いたカレーが好きな方に リンゴやバナナ由来のフルーティーな甘さが好きな方には、間違いなく刺さるでしょう。普段からカレーにフルーツチャツネを入れる方にもおすすめです。
- 海上自衛隊やミリタリーファンの方に 「潜水艦部隊の味」というストーリーは何物にも代えがたいスパイスです。コレクションとして、また話のタネとして購入するのも一興です。
横須賀のカレー
実はこのレトルトカレー以外にも横須賀にまつわるレトルトカレーを食べております。
こちらは海自ではなく海軍で、しかも映画とのコラボカレーですので、今回ご紹介いたしましたレトルトカレーとは似て非なるものかな、と思っております。
舞鶴の海自のカレーはいくつか購入しているのに、
横須賀では潜水艦のレトルトカレーしか買ってこなかったのは、今となってはちょっと後悔しております。
このレトルトカレーを買った日、ボクは船で海自の施設を見学しまして、そのときに6隻ほどの潜水艦を見ることができまして、かなり潜水艦に心を持っていかれてしまっていたのです。
レトルトカレーと一緒に潜水艦の模型を買おうかどうか最後まで悩みました。
当然と言えば当然なのかも知れませんが、横須賀にもたくさんの海自カレーがあるのです。
またいつ行くかわかりませんが、次回は海自カレーもしくは海軍カレーを買いたいと思います。
食べて良かったと思える理由と総評
正直に言うと、スパイシーで辛口なカレーが好みのボクにとって、リピートして何度も食べたい味か?と聞かれると「NO」かもしれません。
しかし、「このカレーを食べて良かったか?」と聞かれれば、答えは間違いなく「YES」です。
護衛艦カレーグランプリで1位に輝いたという事実は、多くの隊員に支持された味であることの証明です。
それは、厳しい任務の合間に隊員たちを癒やす「優しさ」と「こだわり」が詰まった味なのでしょう。
そのストーリーに思いを馳せながら食べる体験は、単なる食事以上の価値がありました。
普段自分では選ばないタイプのカレーだからこそ、新しい発見があり、レトルトカレーの世界の奥深さを改めて感じることができました。
辛いカレーが好きな方も、話のタネに一度試してみてはいかがでしょうか。
そして、甘口カレーが好きな方、海上自衛隊の世界に興味がある方は、ぜひこのグランプリNo.1の味を体験してみてください。
きっと、その優しい味わいに納得するはずです。
それではまた。
ありがとう!
