元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。


※盛り方が汚いのボクのせいで、レトルトカレーには何の罪もありません。
牛すじカレー
料理研究家のリュウジさんが、「うま味が少ないカレー」と酷評した無印良品の『牛すじカレー』。
ボクは特別彼のファンというわけではないのですが、レトルトカレーを愛する者として、あの有名料理研究家が「まずい」とまで言ったカレーが、実際どんなものなのか確かめたくなったのです。
レトルトカレーの世界には名作もあれば、迷作もあります。
そしてその“迷作”にこそ、逆に興味が湧くのがマニア心というものです。
聞き捨てならないのは、比較的美味しいと評判の無印良品のレトルトカレーであるところです。
実は、箱のないレトルトカレーはあんまり買わないようにしているところがありまして、無印良品のカレーがおいしいと評判なのは知っていても、あんまり買わないのです。
で、いくつか食べましたが、
どれもおいしくいただいた印象でしたので、無印ってレベルが高いんだな〜と思っていたのです。
それが「まずい」と評価されたとなると、気になります。
開封から香りチェック。うーん…?
さっそく温めて封を切った瞬間、まず気になったのは「香りが弱い」ということ。
カレーといえばスパイスの立ち上がりが命ですが、それがあまり感じられませんでした。
……と書いておいてなんですが、ボクはその日、軽い風邪を引いていました。
鼻が利いていなかった可能性もあります。
が、それを差し引いても、明確に食欲をそそるような香りではなかった印象です。
味の構成は「甘→酸→辛」の三段階攻撃
ひと口目、まず最初に感じたのは控えめな甘さ。
「お、意外とまろやかなのかな」と思いきや、その数秒後にやってくるのがかなり強い酸味。
この酸味がとにかく主張してきます。
「これ、トマト?」と感じるレベルの酸っぱさ。
好き嫌いが分かれる味です。
そして最後に、じんわりと舌に残るのが辛味。
決して激辛ではないのですが、酸味のあとにくることで印象が強くなっている気がします。
この「甘→酸→辛」の三段構成は、ちょっと独特すぎて、ボクにはうまく噛み合っていないように感じました。バランスが悪いというのは、なるほど納得の表現です。
牛すじの存在感は…うすい
肝心の牛すじですが、正直あまり存在感はありません。
具材自体がかなり小さく、口に入れて「これが牛すじだ!」と感動するほどではないのです。
「牛すじが入っている」とあらかじめ知っていたから、それらしき食感や風味をなんとなく感じ取れた、という程度。
知らなければ「小さめの肉片が入ってるな」と思うだけだったかもしれません。
酸味が残り、辛さがあとを引く
食べ進めていくうちに、やはり酸味が終始口の中に残ります。
後味として辛味がじわじわ残るのですが、この2つがずっとせめぎ合っていて、なんとなく落ち着かない。
まったり感やコク、深みといった要素はあまり感じられませんでした。
酷評されるほどではないが「惜しい」カレー
結論として、リュウジさんが酷評するほど「まずい!」とはボクは感じませんでした。
とはいえ「おいしい!」と手放しで言えるほどの出来でもありません。
味のバランスには難があると感じます。
特に酸味が強すぎるので、トマト系の酸味が苦手な人には厳しいかもしれません。
でも逆にいえば、「酸味の効いたスパイシーなカレーが好き」という方にはアリかもしれません。
万人ウケはしないけれど、ニッチな層には刺さる。
そんなレトルトカレーだと思いました。
旨味については、あんまりわかりませんでした。
まとめ|一度は食べてみてもいいかも?
無印良品の『牛すじカレー』は、たしかに評価が分かれる一品です。
ボク個人としては「惜しい」カレーという印象ですが、極端にまずいわけでもなく、話題性のある一品だと感じました。
レトルトカレーの探求者としては、一度試してみる価値はあります。
食の好みは人それぞれ。
気になった方は、自分の舌で確かめてみるのもアリです。
それではまた。
ありがとう!
