元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。



マジカレー “こだわりのとろとろビーフカレー” お店の中辛
カレー好きなら一度は耳にしたことがあるであろう、カレーの聖地・東京「神田神保町」。
400ものカレー店がひしめき合うこの激戦区で、年に一度、最強のカレーを決めるお祭り「神田カレーグランプリ」が開催されます。
数多の強豪を抑え、その頂点に2度も輝いたお店がある。
その名も「MAJI CURRY(マジカレー)」。
ボクはまだ、その聖地にあるお店の扉を開けたことはありません。
しかし、スーパーの棚で偶然見つけてしまったのです。
あの「マジカレー」のレトルトを。
パッケージには「神田カレーグランプリ 第8回・第10回 優勝」の文字が誇らしげに輝いています。
「グランプリで2回も優勝するって、一体どんな味なんだ…?」
その輝かしい実績を前に、ボクは買わずにはいられませんでした。
これは、レトルトカレーマニアとして避けては通れない道。期待と少しの緊張を胸に、伝説の味を自宅で体験してみることにしたのです。
マジカレー “こだわりのとろとろビーフカレー”とは?
まずは、今回いただくカレーがどんなものなのか、基本情報を見ていきましょう。
神田カレーグランプリを2度制した実力派
そもそも「神田カレーグランプリ」とは、毎年約5万人ものカレーファンが集い、グランプリを決定する日本最大級のカレーイベントです。
来場者の投票によって王者が決まるため、まさに「民衆に選ばれたカレー」と言えるでしょう。
「マジカレー」は、その厳しい戦いを2018年(第8回)と2021年(第10回)の二度にわたって制覇しました。お店のコンセプト
心の底から美味いと思えるカレーを探求し、遂にたどり着いた『スパイシー』と『煮込み』を追及した毎日食べたくなる、マジこだわりのCURRY
このレトルトカレーは、そんなお店の味を家庭で手軽に楽しめるよう、何度も試作を繰り返して開発されたこだわりの逸品なのです。
商品の基本情報
- 商品名:マジカレー “こだわりのとろとろビーフカレー” お店の中辛
- 内容量:180g
- 原材料名:牛肉(メキシコ)、炒めたまねぎ、なたね油、砂糖、小麦粉、カレー粉、全粉乳、食塩、おろししょうが、みそ、ビーフエキス調味料、ココナッツミルクパウダー、にんにく、酵母エキス、精製はちみつ、香辛料、でん粉、バター、ココアパウダー、(一部に乳成分・小麦・牛肉・大豆を含む)
- 販売者:株式会社 サンパーク
- 製造所:株式会社にしき食品岩沼工場
- 公式サイト:http://majicurry.com/
原材料を見ると、みそやココアパウダー、はちみつなど、味の深みを追求するこだわりが垣間見えますね。
正直レビュー!グランプリV2の味を実食
いよいよ、実食です。
今回は白米を炊いて、王道のカレーライスとしていただきます。
正直に言うと、この日のボクは少し体調が万全ではありませんでした。
味覚が少し鈍っていたかもしれない、ということは先に正直にお伝えしておきます。
それを踏まえた上での、率直な感想です。
開封の儀!見た目と香りの第一印象
パウチを温め、お皿にご飯と一緒によそってみました。
ルーの色は、やや明るめのブラウン。欧風カレーらしい、丁寧な煮込みを感じさせる色合いです。粘度はごく標準的で、サラサラすぎず、ドロドロすぎずといったところ。
香りは、意外にもオーソドックス。
ガツンとスパイスが香るというよりは、じっくり煮込まれたビーフカレーの食欲をそそる香りがふわりと立ち上ります。
いざ実食!ガツンとくる苦味と塩味のインパクト
スプーンで一口すくって、口の中へ。
その瞬間、まず感じたのは「苦味」でした。
これはスパイス由来の、心地よいビター感です。
そして、すぐさま追いかけてくる、輪郭のはっきりとした「塩味」。甘みやフルーティーな酸味はほとんど感じられず、非常にドライでキレのある第一印象です。
辛さは「お店の中辛」とある通り、ピリッとした刺激が舌に残ります。食べ進めるうちにじんわりと汗がにじんでくるような、心地よい辛さです。
ただ、正直なところ、ボクの体調のせいか、苦味と塩味がやや突出しているように感じてしまいました。
甘みや酸味とのバランスというよりは、このビターさと塩味でご飯を食べさせる、力強いタイプのカレーなのかもしれません。
こだわりの具材「とろとろビーフ」をチェック!
具材の主役である牛肉は、大きめの塊が一つと、ルーに溶け込んだ細かいものがいくつか入っていました。
大きな塊は、スプーンで簡単にほぐれる柔らかさ。
商品名の「とろとろ」という表現に偽りはありません。
しかし、少しだけパサつきも感じられたのが正直なところ。
これもレトルトの限界なのか、あるいはボクの味覚の問題だったかもしれません。
とはいえ、牛肉の旨みはルー全体にしっかりと溶け込んでおり、カレーのコクを深める重要な役割を担っていました。
おすすめポイント:こんな人に「マジカレー」は刺さる!
この個性的な味わいを踏まえて、ボクが「マジカレー」をおすすめしたいのはこんな人です。
甘ったるいカレーに飽きた「大人」のあなたへ
市販のレトルトカレーにありがちな、甘みやフルーティーさとは一線を画す味わいです。
「カレーはやっぱりスパイシーでビターなのが好きだ」という、大人の舌を持つ方には間違いなく刺さるでしょう。このキレのある苦味と辛さは、クセになります。
とにかく白米がすすむカレーを探している人へ
しっかりとした塩味とコクがあるので、白米との相性は抜群です。
ルーを少しずつライスに絡めながら食べ進めると、お米の甘みが引き立ち、あっという間にお皿が空になってしまいます。
ガッツリとカレーライスを食べたい気分の日にぴったりです。
話題の味を手軽に試してみたいミーハーな人へ
なんといっても、あの神田カレーグランプリで2度も優勝した味です。
わざわざ神田まで行かなくても、数百円でその実力の一端に触れられるのは大きな魅力。
カレー好きを公言するなら、一度は体験しておくべき味と言えるでしょう。
神田のライバルたちとの違い
元記事で比較対象として名前が挙がっていた、同じく神田カレーグランプリで優勝経験のある名店のカレーと比べてみましょう。
マンダラ「バターチキンカレー」との違い
マンダラは、クリーミーでマイルドなインドカレーの代表格。
トマトの酸味とバターのコク、そしてタンドリーチキンの旨みが溶け合った、非常にリッチな味わいです。
「マジカレー」のドライでスパイシーな欧風カレーとは、まさに正反対の方向性と言えます。
どちらが優れているということではなく、完全に好みの問題ですね。
欧風カレー ボンディ「チーズカレー」との違い
神田を代表するもう一つの雄、欧風カレーの「ボンディ」。
フルーツの甘みが溶け込んだ濃厚でデミグラスソースのようなルーに、たっぷりのチーズが乗ったカレーは、多くのファンを虜にしています。
「マジカレー」がビター&スパイシーで「攻め」の味わいだとすれば、「ボンディ」は甘みとコクで包み込む「守り」の味わい、といったところでしょうか。
こうして比べてみると、「マジカレー」の個性は「苦味と塩味を活かしたキレのあるスパイス感」にある、とボクは結論づけました。
マジカレーは再挑戦すべき、奥深い個性派カレーだった!
今回、万全の体調ではなかったかもしれませんが、神田カレーグランプリV2の実力の一端を確かに感じることができました。
「マジカレー “こだわりのとろとろビーフカレー”」は、甘みを抑えたビターでスパイシーな味わいが特徴の、まさに「大人のためのカレー」です。
正直、最初に感じた苦味と塩味の強さには少し戸惑いましたが、これがこのカレーの「マジ」な個性なのでしょう。
今回のレビューは、あくまでボク個人の、そして特定のコンディションでの感想です。
だからこそ、強く思いました。
「絶対に、体調が万全な時にもう一度食べたい!」と。
そして、いつか神田のお店で、できたての最高の状態でこのカレーを味わってみたい、と。
グランプリを2度も制覇したカレーは、一度食べただけでは全てを理解できない、奥深い魅力を持った一杯でした。
興味を持った方は、ぜひご自身の舌でその「マジ」を確かめてみてください。
きっと、新しいカレーの世界が広がるはずです。
それではまた。
ありがとう!