元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。



氷見牛じっくり煮込んだビーフカレー
出張という非日常の締めくくりに、ボクには欠かせないルーティンがあります。
それは、駅のお土産物屋さんで、その土地の誇りが詰まった「ご当地レトルトカレー」を発掘すること。
その一箱に、旅の思い出や土地の香りを詰め込んで帰路につくのです。
先日訪れた富山県。
きらめく海の幸に後ろ髪を引かれつつも、ボクの目はある一点に釘付けになりました。
『氷見牛じっくり煮込んだビーフカレー』。
「氷見牛」——その、問答無用のブランド力。
昭和生まれのボクにとって、ブランド和牛は今でも特別なハレの日のご馳走です。
その響きだけで、脳内には分厚いステーキや、とろけるようなすき焼きが浮かびます。
そんな高級牛をレトルトカレーで味わえるとは、なんて贅沢な時代になったのでしょう。
期待に胸を膨らませ、ボクはその一箱を大切にカバンにしまいました。
『氷見牛じっくり煮込んだビーフカレー』とは?
このカレーの魂は、なんといっても富山が誇る黒毛和牛「氷見牛」にあります。
豊かな自然の中で丹精込めて育てられた氷見牛は、きめ細かなサシと、上品でとろけるような口当たりが特徴です。
普通に考えれば、その素晴らしい肉質を「塊」で見せつけたいはず。
しかし、この商品はあえて「じっくり煮込んだ」と謳っています。
それはなぜか。おそらく、生産者の「小手先の満足感ではなく、氷見牛が持つ本質的な旨味のすべてを味わってほしい」という、素材への絶対的な自信と哲学の表れなのではないでしょうか。
基本情報をチェック!
まずは商品のスペックを確認しておきましょう。
- 商品名:氷見牛じっくり煮込んだビーフカレー
- 内容量:160g(1人前)
- 販売者:株式会社あいの風
- 氷見牛供給元:株式会社 牛勝
内容量は160gとややコンパクト。
これは、一滴たりとも無駄にできない、凝縮された旨味の証かもしれません。
実食!これはカレーの姿をしたビーフシチューだ
さて、いよいよ実食です。
今回はあえてご飯ではなく、カリッと焼き上げたトーストを用意しました。
この選択が、後に大正解だったと知ることになります。
香り立つ、極上ソースの気配 パウチを温め、封を切ると、スパイシーなカレーの香りとともに、デミグラスソースのような芳醇で甘い香りが立ち上ります。
これはただのカレーではない、何か特別なものが始まる。そんな予感がしました。
皿に広がるルウは、光を吸い込むような深く、濃い茶色。
見た目からも、様々な食材が長時間かけて溶け合ったであろうことが窺えます。
舌が驚く、旨味の奔流 トーストにルウをたっぷりと乗せ、一口。
…うまい。
思わず声が漏れました。
まず舌を包むのは、果実や野菜を丁寧にソテーしたような、濃厚な甘みとコク。
そして、ほんのわずかな酸味が後を追い、味わいに輪郭を与えます。
主役である氷見牛は、その姿こそ見えないものの、そのDNAのすべてがこのルウに溶け込んでいるのが分かります。
上品な脂の甘み、肉の持つ力強い旨味が、ルウ全体から押し寄せてくるのです。
そして、そのまろやかな旨味のフィナーレを飾るのが、ピリリと効いた中辛のスパイス。
この刺激が、全体の甘みを引き締め、次の一口を誘います。
これはもう、カレーというジャンルに収めてはいけないのかもしれません。
言うなれば「カレーのスパイスを纏った、極上のビーフシチューソース」。
そう表現するのが、一番しっくりきます。
「具がない」のではなく「すべてがルウにある」 正直に言えば、最初はボクも戸惑いました。
「ビーフカレーなのに、あのゴロッとした肉塊がないなんて…」と。
しかし、それは大きな間違いでした。
このカレーは、我々を「肉の塊」という視覚情報から解放し、舌の全神経をルウに集中させ、氷見牛という素材そのものと純粋に向き合わせるための、計算され尽くした演出だったのです。
具がないからこそ、パンやご飯と一体となり、その旨味を余すことなく堪能できる。
トーストを選んだボクは、まさに最高のパートナーシップを体験することになりました。
こんな人に刺さる!『氷見牛カレー』の楽しみ方
このカレーは、食べる人を選ぶかもしれません。
しかし、ハマる人にはとことんハマる、奥深い魅力を持っています。
- 「カレーは飲み物」ならぬ「カレーはソースだ」と考える食通の方
- 牛肉の塊よりも、旨味が溶け込んだルウそのものを愛する方
- ワインと共に、ディナーの一皿としてカレーを楽しみたい大人の方
- 富山のお土産に、ありきたりではない「語れる逸品」を探している方
おすすめのアレンジは、オムライスにかける「贅沢デミグラスソース」としての活用。
あるいは、赤ワインで煮込んだハンバーグの仕上げにかければ、家庭では到底出せないプロの味に昇華するでしょう。
富山県のご当地カレー
ところで、これまでに富山県関連のレトルトカレーも食べております。
なかなかバラエティーに富んだラインナップになっています。
富山県の魅力が浮き彫りになっているのではないでしょうか。
まとめ:期待の裏切りは、最高の出会いの始まりだった
『氷見牛じっくり煮込んだビーフカレー』は、「ビーフカレーには肉の塊が必須」というボクの固定観念を、見事に、そして美味しく打ち砕いてくれました。
失われた具材の代わりに得たのは、氷見牛の旨味が凝縮された、どこまでも滑らかで芳醇なルウ。
それは、旅の思い出を反芻するのにふさわしい、静かで、しかし確かな満足感を与えてくれる一杯でした。
もしあなたが富山を訪れ、このカレーを見つけたら、ぜひ勇気を持って手に取ってみてください。
その袋の中には、あなたのカレー観を少しだけ変えてしまうかもしれない、素敵な驚きが待っていますから。
それではまた。
ありがとう!
