元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。



横濱咖喱
旅先でご当地レトルトカレーを探すのが、いつからのクセになったのか。
その土地の味が凝縮された一皿に、ボクはロマンを感じてしまいます。
先日、横浜を訪れた際も、ボクはお土産物屋さんでカレーを物色していました。
横浜といえば、カレーの歴史においても非常に重要な土地。
これまでも『横濱フレンチカレー』や『北インド風カレー』など、数々の名作に出会ってきました。
横浜のカレーに対するボクの信頼は、かなり厚いものになっています。
そんな中、ひときわ異彩を放つパッケージが目に飛び込んできました。
そこに書かれていた文字は「崎陽軒」。
「え、あのシウマイの崎陽軒がカレー?」
崎陽軒といえば、横浜のソウルフード「シウマイ弁当」の代名詞。
新幹線に乗る前に東京駅で買って、旅のお供にするのが最高の贅沢…そんな良い思い出しかありません。
その崎陽軒がカレーを作っている。
しかも、よく見ると「シウマイ入り」と書いてあるではありませんか。
これ以上の「横浜感」が満載のカレーがあるでしょうか?いや、ないでしょう。
これこそ、ボクが探し求めていた横浜土産の最終回答かもしれない。
迷いは一瞬で消え去り、即座に購入を決定したのでした。
これが崎陽軒の本気!「横濱咖喱」の基本情報
期待に胸を膨らませながら持ち帰った「横濱咖喱」。
まずはそのプロフィールをじっくりと見ていきましょう。
商品名: 横濱咖喱
レトロな書体と落ち着いたデザインの箱が、老舗の風格を感じさせますね。
原材料名: シウマイ(国内製造)、シウマイミンチ(豚肉、たまねぎ、でん粉、干帆立貝柱、その他)、ふくろ茸水煮、植物油脂、味付メンマ(メンマ、醤油、砂糖・ぶどう糖果糖液糖、その他)、小麦粉、カレー粉、ポークエキス、乾燥たまねぎ、りんご濃縮果汁、果糖ぶどう糖液糖、砂糖、ウスターソース、フルーツチャツネ(果実(マンゴー、パイナップル、バナナ)、砂糖、醸造酢、食塩、香辛料)、トマトペースト、食塩、醤油、生姜ペースト、にんにくペースト、動物たん自加水分解物、香辛料、ガーリックパウダー(乾燥にんにく、大豆粉)/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酸味料、pH調整剤、(一部に小麦・ごま・豚肉・りんご・大豆・バナナを含む)
驚くべきは、原材料名の一番最初に「シウマイ」が来ていること。
これはもう、このカレーの主役が誰なのかを物語っています。
さらに、味の決め手となる干帆立貝柱、そして中華料理を彷彿とさせる「ふくろ茸」や「味付メンマ」の名前も。
洋食であるカレーに、崎陽軒が誇る中華の魂をどう融合させているのか、ますます興味が湧いてきます。
商品情報:
- 内容量: 200 g
- 製造所: 宮島醤油株式会社 宇都宮工場
- 販売者: 株式会社崎陽軒 横浜工場
しっかり200g入っているのは嬉しいポイントですね。
お腹を空かせて待つことにしましょう。
実食!シウマイはどこ?味の謎に迫る徹底レビュー
いよいよ実食です。
温めたパウチを開けると、濃厚な香りが部屋に広がります。
果たして、シウマイとカレーの奇跡の出会いは、ボクを満足させてくれるのでしょうか。
見た目と香り:濃厚な赤茶色と、奥に潜む海の香り
お皿に広がるのは、じっくり煮込まれたことを感じさせる濃厚な赤茶色のルー。
粘度もかなり高く、ドロッとしていて非常に食べ応えがありそうです。
そして、香り。
スパイシーで、フルーツチャツネ由来の少しすっぱそうな香りがするのですが、そのずっと奥の方に、何か海産物が入っているかのような独特の香りを感じます。
この香りの正体は一体…?
ボクはピンときました。
これは崎陽軒のシウマイの魂とも言える「干帆立貝柱」の香りではないでしょうか。この時点で、ただのカレーではないことを確信しました。
味わいのグラデーション:甘み、酸味、そして辛さの三重奏
スプーンで一口。
まず舌に届いたのは、りんごやフルーツチャツネ由来のしっかりとした甘み。
まるで昔ながらの洋食屋さんのカレーのような、どこか懐かしい味わいです。
その直後、ウスターソースやトマトのほのかな酸味が全体を引き締め、味に奥行きを与えます。
そして、最後にやってくるのがピリリとした心地よい辛さ。
甘みが強いのに、辛さもしっかりと主張してきます。
しかも、その辛さは食べ進めるごとに少しずつ積み重なっていき、食べ終わる頃にはじんわりと汗が滲むほど。この甘みと辛さのバランスが絶妙で、ご飯がどんどん進んでしまいます。
具材の探求:君はシウマイなのか、肉団子なのか
さて、このカレーの最大の謎、主役であるはずの「シウマイ」です。
正直に告白します。
もし何も知らずに食べたら、大きめの肉団子だと思うはずです。
シウマイと肉団子を分ける最大の違いは「皮」の存在ですが、濃厚なカレールーに包まれてしまうと、その繊細な食感を感じ取るのは至難の業。
しかし、ボクは諦めませんでした。
具材をじっと見つめると、肉眼ではうっすらと皮らしきものが確認できます。
「君がシウマイであることを証明したい…!」
その一心で、口の中でルーを丁寧に、そう、ねぶるように取り除いてみました。
すると…ありました。
薄い皮の存在を、確かに舌で感じ取ることができたのです。
これは紛れもなく、崎陽軒のシウマイです。
また、シャキシャキとした食感が楽しいメンマと、プリッとしたふくろ茸(最初はマッシュルームかと思いました)が良いアクセントになっていて、最後まで飽きずに食べ進めることができました。
「横濱咖喱」はこんな人・こんなシーンにおすすめ!
崎陽軒が作り上げた個性的な一皿。
ボクは、特にこんな方に強くおすすめしたいです。
崎陽軒ファン、そして横浜を愛するすべての人へ
言うまでもありませんが、崎陽軒のシウマイが好きな方、シウマイ弁当に思い出がある方には、ぜひ一度試していただきたいです。
カレーの中に、あのシウマイの風味がしっかりと生きています。
横浜の風景を思い浮かべながら食べれば、美味しさもひとしおでしょう。
お土産としても、話題性抜群で喜ばれること間違いなしです。
甘くて濃厚な「日本のカレー」が好きな人へ
スパイスが前面に出た本格インドカレーも良いですが、このカレーはフルーツの甘みとコクが溶け込んだ、どこか懐かしい「日本の洋食カレー」の系譜にあります。
濃厚でしっかりした味付けなので、白米との相性は最高。
お腹を空かせた日の晩ごはんにぴったりです。
内容量も200gと多めなので、ご飯をたくさん用意しておくことをお忘れなく。
まとめ:横浜の誇りが詰まった、唯一無二のシウマイカレー
崎陽軒の「横濱咖喱」。
それは、カレーという普遍的な料理に、横浜の魂と中華の技術を見事に融合させた、唯一無二の一皿でした。
食べてよかったと思える最大の理由は、「シウマイはカレーになっても美味しい」という驚きと発見があったことです。
最初はキワモノかと思われた組み合わせが、ここまで完成度の高い一品に仕上がっているとは。崎陽軒の底力と、食に対する真摯な姿勢に、ただただ感服するばかりでした。
横浜の味は、シウマイだけじゃありません。
この「横濱咖喱」もまた、崎陽軒が誇る傑作です。
横浜の駅売店や百貨店、そして崎陽軒の公式オンラインショップでも購入できます。
横浜の思い出と共に、あるいはこれからの横浜への旅に思いを馳せながら、この特別なカレーを味わってみてはいかがでしょうか。
それではまた。
ありがとう!
