元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回食べたカレーはこちらでございます。

札幌で大人気のカレー専門店 マジックスパイス これが噂のスープカレー
正直に告白します。札幌の有名店「マジックスパイス」のレトルトカレーをスーパーで見つけたとき、ボクはこのお店のことを全く知りませんでした。
カレー好きとして、不勉強でお恥ずかしい限りです。
ですが、パッケージに燦然と輝く「スープカレーの元祖」という文字と、マスターである下村泰山さんの何とも言えない表情の写真に、心を鷲掴みにされてしまったのです。
ボクの世代にとってカレーといえば、コトコト煮込まれたドロっとした欧風カレーが定番。
正直なところ、スープのようなシャバシャバなカレーは「おっと、水が多かったかな?」なんて思ってしまう、ちょっぴり古い世代なんです。
スープカレーを愛する皆さん、本当にごめんなさい!
でも、だからこそ挑戦してみたくなりました。「食わず嫌いは良くない」と自分に言い聞かせ、このレトルトカレーで未知なるスープカレーの世界に足を踏み入れてみることにしたのです。
これが噂の「マジックスパイス」基本情報
まずは、今回ボクが挑んだ相手のプロフィールをご紹介します。
商品の基本情報
- 商品名: 札幌で大人気のカレー専門店 マジックスパイス これが噂のスープカレー
- 内容量: 307g
- 価格: 465円(税込) ※購入時
- 販売者: 株式会社 明治
- 製造所(カレー): 岩手缶詰株式会社
- 製造所(特製ペースト・特製スパイスミックス): 宮島醤油株式会社
- 商品サイズ: 高さ185.0mm×奥行150.0mm×幅150.0mm
原材料名から見えるこだわり
- カレー本体: 野菜(キャベツ、だいこん、たまねぎ、にんじん)、鶏肉、チキンボール、うずらの卵、発酵調味料、魚醤(魚介類)、砂糖、食塩、植物性たんぱく、香辛料、カレー粉、濃縮レモン果汁、など
- 特製ペースト: 香辛料、植物油脂、水あめ、えびみそ、など
- 特製スパイスミックス: 香辛料
野菜や鶏肉をベースに、魚醤やレモン果汁で複雑な旨味と酸味を加えているのが特徴的ですね。
チキンボールやうずらの卵といった、ゴロゴロとした具材がたっぷり入っているのも嬉しいポイントです。
公式サイトと店舗情報
マジックスパイスの公式サイトでは、その独特な世界観に触れることができます。
公式サイト: https://www.magicspice.net
驚いたことに、マジックスパイスは札幌本店だけでなく、大阪の「なにわ店」をはじめ、東京や名古屋にも店舗があるそうです。
関西に住むボクとしては、わざわざ北海道まで行かなくても本場の味が楽しめるというのは嬉しい発見でした。
初めてのスープカレー実食レビュー
ここからは、ボクの正直な感想をお伝えします。
ドロドロカレー派の男が、スープカレーの元祖と対峙した記録です。
調理で直面した「スープカレーの作法」
まず最初の戸惑いは、調理方法にありました。
レトルトパウチを温めるのは同じですが、問題は盛り付けです。
ご飯とスープを別の器に用意するスタイルが推奨されています。
確かに、スープ状のカレーをご飯に直接かけてしまうと、水分を吸って「カレーおじや」のようになってしまいそう。
なるほど、これがスープカレーの流儀なのかと、いきなりカルチャーショックを受けました。
スパイス投入前、その素顔の味は?
まずは、魔法のスパイスを入れずにスープだけを一口。
…うん、あっさりとした優しい味わいのカレースープです。
次に具材のチキンボールをパクリ。こちらもクセのない、ごく普通の美味しい肉団子でした。
正直なところ、この時点では「なるほど、こういう感じか。
でも、ボクはやっぱり濃厚なカレーが好きだな」と思ってしまいました。
しかし、このカレーの本領はここからだったのです。
怪しい美味しさの正体「マジックスパイス」とは?
この商品の主役であり、店名にもなっている「マジックスパイス」
パッケージには「怪しい美味しさを放ち続けるお店」と書かれています。
なぜ、ただの「美味しさ」ではなく「怪しい」なのか。
それはきっと、一度食べたら忘れられない中毒性や、理屈では説明できないような複雑な味わいを表現しているのではないでしょうか。
食べる者の五感を刺激し、魔法にかけられたかのように「美味しい」という境地へといざなう。
そんな想像が膨らみます。
7段階の辛さ変幻!「覚醒」から「虚空」への旅
マジックスパイスは、辛味と風味を加える「特製ペースト」と、純粋な辛さを追求する「特製スパイスミックス」の2種類が付属しています。
これらを組み合わせることで、辛さを7段階に調整できるという、画期的なシステムです。
- 覚醒 (そのまま)
- 瞑想 (ペースト投入)
- 悶絶
- 涅槃 (スパイス少々)
- 極楽
- 天空 (スパイス全開)
- 虚空
「瞑想」から「涅槃」へ、そして最後は「虚空」…。
途中から完全にあの世へ旅立ってしまっていますよね!本来であれば、一段階ずつ味の変化を確かめながら進むのが、このカレーの醍醐味なのでしょう。
しかし、面倒くさがりなボクは、何を思ったか一気にペーストとスパイスを全投入!
そう、いきなり「天空」そして「虚空」の世界へワープしてしまったのです。
今思えば、この時点でボクにはこのカレーを味わう資格がなかったのかもしれません。
正直な最終評価…ただ、辛かった
結果は、ご想像の通りです。ただただ、辛い。
口の中が燃えるような辛さで、スープの繊細な旨味やスパイスの複雑な香りを感じ取る余裕は全くありませんでした。
明治製菓のカレーは辛さの中に旨味がある、と信じていただけに、正直少し期待外れだったかもしれません。
「悶絶」あたりで一度立ち止まっていれば、また違った感想になったのだろうか…と、今さらながら後悔しています。
どうやらレトルトでこの商品の真価を知るには、段階を踏む勇気が必要なようです。
おすすめポイント:こんな人にマジックスパイスは刺さる!
ボクにとっては少し早すぎた一杯でしたが、このカレーが多くの人に愛されているのは事実。
そこで、どんな人にこのカレーがおすすめできるか考えてみました。
こんな人におすすめ
- スープカレー初心者の方: お店に行くのは少し勇気がいる、という方が「スープカレーとは何か」を知る入門編として最適です。レトルトなら、万が一口に合わなくてもダメージは少ないですからね。
- 辛いもの好きなチャレンジャー: 自分の限界に挑戦したい辛党の方にはたまりません。「虚空」レベルは、なかなかの強敵ですよ。
- 味の変化を楽しみたい探求家: 「覚醒」から「虚空」まで、7つの味変を楽しめるのはこの商品ならでは。じっくり時間をかけて、自分だけの「美味しい」ポイントを探求したい方におすすめです。
おすすめの食シーン
- 休日のじっくりランチ: 時間に余裕のある日に、辛さの段階を一つひとつ確かめながら、味の変化を記録するのも面白いかもしれません。
- 友人とのスパイスパーティー: 「誰が虚空までたどり着けるか」といったゲーム感覚で楽しめば、盛り上がること間違いなしです。
スープカレーと普通のカレーの違い
今回スープカレーを初めて体験して、普段食べているドロっとしたカレーとの違いを実感しました。
- スープ vs ルー: 最大の違いは、その名の通りスープ状であること。小麦粉でとろみをつけたルーではなく、スパイスと出汁の旨味で勝負する料理です。
- 具材の大きさ: スープカレーは、野菜やお肉がゴロゴロと大きくカットされていて、素材そのものの味を楽しみやすいのが特徴です。
- 食べ方: ご飯をスープに浸して食べるのが一般的。ルーをご飯にかけるのとは、似ているようで全く違う食体験でした。
札幌にはマジックスパイス以外にも数多くの名店があり、レトルト商品も豊富です。
北海道はまさにカレー天国。
色々食べ比べて、自分好みの一杯を見つけるのも楽しい旅になりそうですね。
口に合わなくても「食べて良かった」と思える理由
正直に言うと、ボクの好みには合いませんでした。
でも、不思議と後悔はなく、むしろ「食べて良かった」とさえ思っています。その理由は3つあります。
- 未知の世界を知れたこと: これでボクは胸を張って「自分はドロっとしたカレー派だ」と言えます。自分の好みを知るためには、まず挑戦してみることが大切だと再認識しました。
- マジックスパイスの存在を知れたこと: 大阪にも店舗があると知った今、いつかお店で本物の味を確かめてみたいという新たな目標ができました。レトルトとお店の味はきっと違うはずです。
- エンタメ性の高いシステム: 一気にゴールを目指すという失敗はしましたが、辛さを自分で育てていくというコンセプトは非常に面白いと感じました。
もしあなたがスープカレー好きなら、このレトルトはきっと楽しめるはずです。
ボクのような初心者の方は、まずは「悶絶」あたりから試してみることを強くおすすめします。
くれぐれも、いきなり「虚空」を目指さないように!未知との遭遇を、ぜひご自身の舌で楽しんでみてください。
それではまた。
ありがとう!