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【ベジタブルカレー】トマトの酸味が好きな人へ!『熟成黒にんにくカレー』は新感覚のヘルシー志向カレーだった

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。

熟成黒にんにくカレー 中辛1
熟成黒にんにくカレー 中辛2
熟成黒にんにくカレー 中辛3

熟成黒にんにくカレー 中辛

旅の醍醐味の一つは、見知らぬ土地のスーパーマーケットを散策することだとボクは思っています。

特にレトルトカレーのコーナーは、その土地ならではの食材やこだわりが詰まった宝の山。

ご当地レトルトカレーがブームになって久しいですが、ボクらの世代にとっては、手軽に非日常を味わえる最高のエンターテイメントなんです。

今回ご紹介する『熟成黒にんにくカレー』との出会いも、そんな旅先のスーパーでした。

棚の隅で、どちらかといえば地味なパッケージが逆にボクの目を引きました。

「熟成黒にんにく」という健康的な響きに惹かれつつも、正直なところ、あまり大きな期待はせずにカゴに入れた一品。

しかし、このカレーが、ボクのレトルトカレー観に新たな1ページを刻むことになるとは、この時はまだ知る由もありませんでした。

概要:『熟成黒にんにくカレー』とは?

このカレーは、「日本のエーゲ海」とも称される美しい岡山県牛窓にある「黒にんにくファクトリー」が手掛けています。

もっと手軽に黒にんにくを味わってほしい、という想いから生まれた、コクと旨みが特徴の贅沢なカレーとのこと。まずは基本的な情報を見ていきましょう。

発酵黒にんにくの秘密

そもそも「発酵黒にんにく」とは、青森県産のにんにくを約1ヶ月間、徹底した温度・湿度管理のもとでじっくりと発酵させたもの。

この過程で、ポリフェノールなどの成分が大幅にアップするそうです。

生にんにくのような刺激的な辛さや香りは消え、まるでフルーツのように甘酸っぱく、やわらかな食感に変化するのが最大の特徴。

無添加・無加水で発酵させているため、旨みが凝縮されています。

食後のにおいが気になりにくいのも嬉しいポイントですね。

基本情報

項目内容
内容量180g
販売者株式会社自然共生
製造者株式会社キャニオンスパイス
公式情報黒にんにくファクトリー公式サイト

原材料名

鶏がらスープ(国内製造)、黒にんにく、ソテーオニオン、小麦粉、トマトケチャップ、食用油脂(牛脂)、リンゴピューレー、植物油脂(菜種)、砂糖、おろししょうが、カレー粉、バター、バナナピューレー、チャツネ、チキンエキス、醤油、クミン、食塩、コリアンダー、カルダモン/カラメル色素、(一部に小麦・乳成分・牛肉・鶏肉・リンゴ・バナナ・大豆を含む)

原材料を見ると、鶏がらスープをベースに、トマトケチャップやリンゴ、バナナといった果物の甘みと酸味が加えられていることがわかります。

これが味の決め手になっていそうですね。

にんにくの香り、どこへ?主役は意外な「酸味」

いよいよ実食です。パッケージに踊る「黒にんにく」の文字から、食欲をそそるパワフルな香りを想像していましたが、その予想は良い意味で裏切られました。

見た目と香り

お皿に広がるカレーは、赤みがかった濃い茶色。

見た目はごく一般的な欧風カレーといった印象です。

そして、肝心の香り。封を開けた瞬間、にんにくの香りがガツンと来るかと思いきや、意外にもその存在は非常に控えめ。

むしろ、クミンやコリアンダーといったスパイスの香りが穏やかに立ち上ります。

味わいの詳細分析

一口食べて、まず感じたのは「酸味」でした。これはトマトケチャップやリンゴピューレーに由来するものでしょう、非常にフレッシュで力強い酸味が口いっぱいに広がります。

  • 酸味: このカレーの最大の特徴。かなり強めで、まるでトマトソースのようなはっきりとした酸味が終始味の主役を務めます。
  • 甘味: 果物由来の自然な甘みが酸味の角を取り、味に奥行きを与えています。
  • 辛味: 「中辛」表記ですが、辛さはかなりマイルド。食べ進めるうちにじんわりと温かくなる程度で、辛いものが苦手な方でも安心して食べられるレベルです。ボクの中での「中辛=そこそこ辛い」という常識が揺らぎました。
  • コクと旨み: 正直なところ、宣伝文句にあった黒にんにく由来の「コクと旨み」は、前面に出てくる酸味の陰に隠れてしまい、ボクにはあまり感じ取ることができませんでした。
  • 具材: 主役である黒にんにくが、大小1つずつごろっと入っています。食感は非常にやわらかく、にんにく特有の風味はほとんどありません。まるでドライフルーツのプルーンのようで、言われなければにんにくだと気づかないかもしれません。食べ終わった後に、ほんのりと鼻に抜ける香りで「ああ、これが黒にんにくだったのか」と気づく程度 でした。

にんにくのパンチを期待していたボクとしては、少し肩透かしを食らった気分です。しかし、これは「黒にんにくとはそういうもの」という特性なのかもしれません。刺激や香りが穏やかになるという発酵のプロセスを、身をもって体験した形です。ただ、この強い酸味は好みが分かれるところで、食べ終わりに近づくにつれて、少し単調に感じてしまったのも事実です。

おすすめポイント:このカレーはこんな人に刺さる!

ボクの期待とは少し方向性が違いましたが、このカレーが持つ個性は唯一無二。次のような方には、ぜひ一度試してみてほしい一皿です。

  • トマト系の酸味が効いたカレーが好きな方 とにかく酸味が際立っているので、ハヤシライスやトマト煮込みのような、酸味のある料理が好きな方には間違いなくフィットするでしょう。
  • 健康食材「黒にんにく」を手軽に食事に取り入れたい方 黒にんにくの健康効果に興味はあるけれど、どうやって食べたらいいかわからない、という方にはぴったり。カレーとして美味しく手軽に摂取できます。
  • ガツンとくるにんにくの香りが苦手な方 「にんにくは好きだけど、食後のにおいが気になる…」という方でも安心。にんにくの風味は非常にマイルドなので、シーンを選ばずに食べられます。
  • マイルドな辛さのカレーを探しているお子様やご年配の方 辛さ控えめで刺激が少ないため、幅広い年代の方におすすめできます。

比較・他の選択肢:似たカレー、違うカレー

このカレーをより深く理解するために、ボクが過去に食べた他のカレーと比較してみましょう。今回は「にんにく」と「青森産素材」という共通点で2つのカレーをピックアップします。

『青森発黒にんにくカレー』(同じ黒にんにく系)

同じく青森産の黒にんにくを使用したカレーです。

こちらは黒にんにくの甘みとコクをより前面に押し出した味わいで、ルーの深い旨みを楽しむタイプでした。

今回レビューした『熟成黒にんにくカレー』が「酸味」を主役にするなら、『青森発黒にんにくカレー』は「甘みとコク」が主役。

同じ素材でも、アプローチが全く違うのが面白い点です。

『ピンク津軽の桃カレー』(同じ青森産素材の変わり種)

こちらは青森県津軽産の桃を使ったフルーツカレー。

フルーティーな酸味と甘みという点では共通していますが、酸味の質が異なります。

『熟成黒にんにくカレー』がトマト由来のくっきりとした酸味なのに対し、『桃カレー』はより爽やかで優しい酸味が特徴です。

変わり種カレーが好きなら、両方試してみるのも一興でしょう。

食べて良かったと思える理由

正直に言うと、『熟成黒にんにくカレー』は、ボクが当初期待していた「にんにくのパンチが効いたスタミナ系カレー」ではありませんでした。

しかし、食べて良かったと心から思っています。

なぜなら、「黒にんにくの新たな可能性と、酸味を主役にしたカレーという新しいジャンルに出会えた」からです。

自分の固定観念を心地よく壊してくれる、そんな発見がレトルトカレー探しの醍醐味なのです。

にんにくのイメージに囚われず、「トマトの酸味が効いたヘルシーカレー」として向き合えば、このカレーの本当の魅力が見えてくるはず。

あなたのカレーの世界を、少しだけ広げてくれるかもしれない一皿です。

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気になった方は、ぜひ一度、この個性的な味わいを体験してみてください。

それではまた。

ありがとう!

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