元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたしますレトルトカレーはこちらでございます。



身体にやさしい 海苔カレー チキン入り
ボクは日々、色々なレトルトカレーを試しては、その個性豊かな味わいに感動したり、時には首をかしげたりしています。
そんなカレー探求の日々の中で、今回ボクの目に飛び込んできたのは、ひときわ異彩を放つパッケージでした。
その名も『身体にやさしい 海苔カレー チキン入り』。
「海苔カレー」…?これには正直、驚きを隠せませんでした。
「身体にやさしい」というフレーズにも惹かれつつも、一体どんな味がするんだろう?という大きな疑問と、少しの不安を抱えながら、ボクはこの謎めいた一皿を手に取ったんです。
これまでのカレーの常識を覆すような、新しい出会いがあるのか?それとも、予想外の結末が待っているのか?
期待と不安が入り混じる中、さっそくレビューしていきたいと思います!
外観と香りのファーストインプレッション:まさしく「海苔」!
まずは、パッケージから取り出したルーをじっくりと観察してみましょう。
袋を開けた瞬間、まず鼻腔をくすぐるのは、驚くほどストレートな海苔の香りです。
まるで、お味噌汁に海苔を入れた時のような、あの独特の磯の香りがふわっと立ち上がってきました。
「これは本当にカレーなのか…?」と、この時点で少し戸惑いを覚えます。
次に、ルーを器に盛ってみると、その見た目もまさに海苔的な色合いにボクは二度見してしまいました。
通常のカレーのような茶色や黄色ではなく、深い緑色、いや、ほとんど黒に近い色なんです。
※画像では割と普通のカレーに見えますが・・・。
まるで、海苔をそのまま溶かし込んだかのような、独特のビジュアルをしています。
これはなかなかのインパクトがありますね。
ルーの状態は、比較的シャバシャバ気味。
ドロッとした粘度のあるカレーとは異なり、さらりとした質感で、ご飯によく絡みそうな印象を受けました。
香り、見た目ともに、これまでのカレーの常識を良い意味で(あるいは悪い意味で?)覆すような、強烈な個性を持った一皿だということが、この段階でひしひしと伝わってきました。
さあ、この見た目と香りに違わぬ、衝撃的な味わいが待っているのでしょうか?
いざ実食!ヌルッとザラつく口当たりと独特の風味
それでは、いよいよ実食です。
スプーンでルーをすくい、口に運んでみました。
まず感じたのは、独特のヌルッとした口当たりです。
一般的なカレーではあまり経験しない、ぬめりのような感触がします。
そのヌルッとした舌触りの奥には、ザラつきも感じられました。
これは、海苔の細かい繊維が舌に残るような感覚なのかもしれません。
そして、味についてですが…。
これは正直、非常に表現が難しいんです。
一口目は「カレーだと思って食べているからカレーな気がする」という不思議な感覚に陥りました。
もし、このカレーが「カレー」という先入観なしに出てきたとしたら、ボクは目を瞑って食べていれば、きっと「溶けた海苔に少し辛味を与えた、新しい食べ物」だと認識しただろうと思います。
それくらい、カレーとしてのアイデンティティが薄い、というか、海苔の風味が圧倒的に支配的でした。
このヌルつきとザラつきに加えて、さらに厄介だったのが、時々砂を噛むような食感まで加わったことです。
これは、おそらく海苔の細かい粒子か、あるいは何か別の成分によるものだと思いますが、口の中に不快感が広がり、正直、食べるのが少しつらくなってしまいました。
パッケージには「身体にやさしい」と書かれていますが、ボクの正直な感想としては、「身体にやさしい食べ物は美味しくない」という世間のイメージを、見事に体現してしまっているかのような味わいでした。
健康志向の食品にありがちな、味気なさや物足りなさを強く感じてしまったのが残念です。
具材のチキン:良くも悪くもない存在感
さて、肝心の具材であるチキンについてです。
ルーの中には、大きさの違うチキンが2つ入っていました。
チキン自体の味は、良くも悪くもなく、ごく普通といった印象です。
特別にジューシーというわけでもなく、かといって不味いわけでもありません。
ただ、少しパサつきが感じられました。
これは、おそらくレトルト加工の過程で、どうしても水分が抜けてしまうためかもしれませんね。
海苔の風味が強烈なルーの中で、チキンはあまり存在感を発揮できていませんでした。
カレーの具材というよりは、ルーに添えられたおまけ、といったような印象を受けてしまいました。
もう少し、チキンに味が付いていたり、ルーと絡みやすい工夫がされていれば、食感のアクセントとして活きたのかもしれません。
全体的に見て、このカレーは具材の魅力でカバーできるようなタイプではなかった、というのがボクの正直な感想です。
あくまで主役は「海苔の風味と独特の食感」であり、チキンはそれに寄り添う脇役といった位置づけでした。
総合評価と結論:新しい体験を求めるチャレンジャーへ
正直な感想として、ボクがカレーに求める「美味しさ」の基準からは大きく外れていました。
海苔の風味をカレーに持ち込むという意欲は評価できますが、それが味の調和に繋がっているかというと、残念ながらそうではありませんでした。
- 独特の口当たり(ヌルつき、ザラつき、砂を噛むような食感):これが最も大きなマイナスポイントでした。食感の違和感が強く、食べるたびに気になってしまいます。
- 海苔の風味が強すぎる:カレーとしてのバランスを崩すほど、海苔の風味が突出していました。海苔好きにはたまらないかもしれませんが、カレーとして楽しむには難しいレベルです。
- 「身体にやさしい」が「美味しくない」に繋がってしまっている:健康志向であることは素晴らしいですが、味が犠牲になってしまっては本末転倒だと感じました。
このカレーは、「カレー」として期待して食べると、正直がっかりしてしまう可能性が高いでしょう。しかし、「新しい食べ物を体験したい!」「海苔の可能性を探求したい!」「常識を覆す衝撃を味わいたい!」という、非常にチャレンジャー精神旺盛な方には、ある意味、記憶に残る一皿になるかもしれません。
ボクにとっては、今回の経験は「海苔とカレーは、必ずしも相性が良いわけではない」という、貴重な学びとなりました。これもまた、カレー探求の道のりの一部ですね。
比較・オススメ:もしユニークなカレーが好きなら…
もしあなたがユニークなカレーに興味があるなら、この『身体にやさしい 海苔カレー チキン入り』は一度試してみる価値はあるかもしれません。
ただし、ボクのように一般的なカレーの味を期待していると、良い意味で期待を裏切られるかもしれませんので、心してかかってくださいね。
ボクは、これからも様々なカレーを試しながら、本当に美味しい「身体にやさしい」カレー、そして「絶品」と呼べるカレーを探し続けていこうと思います。
まとめ:旅は続く、ボクのカレー探求
『身体にやさしい 海苔カレー チキン入り』は、ボクのカレーレビュー史の中でも、特に印象深い一皿となりました。良い意味でも、悪い意味でも、予想をはるかに超える体験でしたね。
今回のカレーは、ボクにとって「カレーとは何か?」という根源的な問いを投げかけるような、哲学的な一皿だったのかもしれません。
これからもボクは、既存の概念にとらわれず、様々なカレーとの出会いを楽しみながら、自分にとっての究極の一皿を追い求めていきたいと思います!
それではまた。
ありがとう!
